生産部
生産部では、回路図や組立図をもとに、部品受け入れと最終製品の組立、検査を行っています。 こちらでは、様々な設計や少量・多品種の生産に対応できる生産体制を整えており、その生産体制は放送用途の機器に限らず 他用途の一品物や特注品の製造も対応可能となっております。
作業の大まかな流れを以下に紹介いたします。
受け入れ検査
購入した部品の型番や個数を確認したり、板金の塗装や彫刻に間違いやカスレが無いか等の受入検査を実施します。ここで問題が発生すると板金の再作成や基板再作成を行うことで、問題の発生をより早い段階で確認し、フィードバックを行います。受入検査に問題がないことを確認できれば製造工程に入ります。
製造工程(組立工程)
この工程では、回路図や組立図をもとに、配線と組立を行います。当社で生産する機器は大量生産品では無いことから、多くが手配線・手組で生産を行っています。一言で組立といっても、はんだ付から放熱板の取り付けや基板配線等々作業内容は非常に多岐に渡っており経験に裏付けされた作業を的確に行っております。
製品検査
組立が完了した時点で検査を行います。検査は3つのカテゴリーに分かれております。
内部検査
はんだ面の適合性の確認や電線の引き回し等の確認を実施。外観検査:傷・汚れ・錆や塗装強度の確認や異物混入の確認を行います。また、仕様書と外観を比較確認を行います。
仕様検査
仕様書通りに製品が動作するかの確認を行います。
これらの検査をダブルチェック体制で行っています。
日本アイエムアイ株式会社の生産部の業務は放送機器だけではありません。様々な設計に対応できる生産体制を整えております。当社の標準品だけではなく、一品物や特注品等につきましてはお問合せ下さい。
代表的な製造設備
圧着工具
日本航空電子工業 CT150-*型 手動式圧着工具
・CT150-1-ILG / CT150-1B-ILG / CT150-1C-ILG
IL-Gコネクタ用/IL-G-C2-SC AWG#28~#22
日本圧着端子 連鎖状端子用 圧着工具 、バラ端子用 圧着工具
・YRS-240
PHコネクタ用/SPH-002T-P0.5S AWG#30~#24
・YC-160R / YC-164R
VHコネクタ用/SVH-21T-P1.1 AWG#22~#18
・YC-110R
XHコネクタ用/SXH-001T-P0.6N AWG#26~#22
※詳細につきましてはメーカーホームページを参照下さい。
検査装置
- 絶縁抵抗計/INSULATION TESTER
- 耐電圧試験装置/WITSTANDING VOLTAGE TESTER
- アース導通試験機/AC LOW OHM TESTER
- オーディオアナライザ/AUDIO ANALYZER
- オシロスコープ/OSCILLOSCOPE